去る3月3日、長崎市民会館文化ホールで開かれたこころ未来高等学校の卒業式に、夢未来高等学院職員一同参加してきました。なぜ私たちが高校の卒業式に参加するのかというと、智翔館グループは通信制高校のサポート校の運営を行っているからです。
通信制の高校に馴染のない方が多くいると思います。夢未来に通う生徒たちは長崎のこころ未来高等学校に在籍しており、夏と冬にこころ未来高等学校にスクーリング（授業）とテストを受けにいきます。そのスクーリング前の課題を取り組んだりする場所がサポート校の夢未来高等学院です。

こころ未来高等学校の卒業式は、普通の卒業式とはちょっと違って、答辞を複数の人が読みます。こころ夢未来高等学校の本部校のそれぞれのコースから1名、佐世保校から1名、計4名の答辞があります。こころ未来高等学校に転校してきた経緯、転校してきてからの学生生活。紆余曲折を経て、ここへ来たんだとあらためて感じます。涙なくしては聞けないのです。

卒業式の後、最後のホームルームにて一人ひとり、加納先生から卒業証書の授与がありました。その後、先生たちからの言葉を生徒に。毎年泣いて、考えていたことの半分も言えないという。嬉しさ、寂しさ、誇らしさ、これまでのことを振り返ると感情があふれて仕方ありません。

夢未来の仕事は、生徒の課題のサポートを行うことはもちろんですが、進路を一緒に考えたり、相談事に乗ったり、趣味や特技やたわいもない話もたくさんして、とにかく一人ひとりとコミュニケーションを密にとることです。コミュニケーションが苦手な生徒に、どのように向き合うかも日々の課題です。
バスに乗ることも大変だった生徒が、アルバイトを始め、進路を決め、そこへ向かって努力する。夢未来では決して珍しい話ではないのです。

そんな生徒たちの門出を、盛大に祝えるほんとにいい1日でした。

夢未来高等学院　佐世保校　山下