私は大学で心理学を学んだ際に、小学校の特別支援学級で実習させていただく機会がありました。緊張しながら実習に臨んだのですが、明るく子ども達が迎えてくれて気持ちが和らいだことを覚えています。しかし、数日間という短い時間では子ども達が私を信頼してありのままの自分を表現することが難しかったことに気づき、本当の意味で子ども達が抱えている困り感に寄り添ってサポートできていなかったことが、大学卒業後もずっと心残りでした。そんな時にチャイルドハートと出会いました。
チャイルドハートには様々な特性や困り感を抱え、日常生活や学校生活をする中で生きづらさを感じている子ども達が来所しており、子ども第一の精神を掲げ「遊び」と「学習」を通して自立するための成長を支援しています。また日々の関わりで特性についての理解を深めて信頼関係を築き、子ども達がありのままの自分で楽しく過ごせる居場所となるよう心がけています。
私は入社して1年が経ちましたが、まだまだ「どのようにアプローチしたら“できる”や自信に繋がるのだろう」と支援の方法について壁にぶつかることも多くあります。そんな時は他の先生方に相談をすると、みんなで一緒になってより良い方法について意見を出し合って試行錯誤してすぐに対応を取るなど、1人の悩みではなくみんなの悩みとして真剣に考えてくれます。安心して悩みを打ち明けられる環境が整っているので、仕事に不安な気持ちを抱えることなく目の前の子ども達一人ひとりに真摯に向き合うことができています。
また今抱えている課題や躓きに対してどのような関わりや支援が適切なのかと、密なコミュニケーションを取ることを意識してしています。なので職員の連帯感も強く、同じ目標を持って子ども達のために奮闘しています。これからも気持ちに寄り添いながら「できた」を少しずつ増やしていき、小さな自信を積み重ねて、大きな自信に繋がるような支援を目指していきたいと思います。